新製品
夜間・雨天・薄暮など、運転時の視認性を向上するレンズを新開発
~対向車の眩しいヘッドライトや、テールランプを見やすくする『ナイトイエローレンズ』~
2024/03/26(Tue)
山本光学株式会社は、対向車のライトやミラーの反射等、夜間特有の眩しさを軽減する夜間運転用『ナイトイエローレンズ』を新開発しました。このレンズを搭載したモデルラインナップは7種類で、SWANS直営店、SWANS公式オンラインショップ、全国のスポーツ用品店・眼鏡店にて、 2024年4月の発売を予定しています。
日中の運転では、路面の反射光や日差しが眩しいため前方が見えづらいときにサングラスがあると便利ですが、運転用のサングラスや眼鏡については、危険な事故を防止し安全性を確保する必要があるため、日本産業規格(JIS) * にレンズの濃さについて安全性の要求事項が定められています。
用途や使用シーンに合わせ、多くの機能レンズを開発してきた山本光学には、最近、夜間の運転において「対向車や後続車のヘッドライトが眩しい」 「夜の運転で少しでも見やすくなる眼鏡はないか」 といったお問い合わせが数多く寄せられていました。
そこで山本光学では、JIS規格に適合した夜間運転用のレンズ『ナイトイエローレンズ』の開発に着手。当社独自の特定波長をコントロールする技術により、車のLEDライトやハイビームによって眩しく感じる光を軽減したり、雨滴による散乱光によるちらつきや反射も軽減する『ナイトイエローレンズ』が完成しました。また、夜間の可視光線透過率はJIS規格で定められた75%を上回る82%を確保。良好な視界が運転者の安全運転をサポートします。
約80名のトラックドライバーを抱えるファーストライナー株式会社(茨城県水戸市)で行ったモニターテストでは、「対向車のライトの光が少し和らぐことで、センターラインや相手車両の車幅を認識しやすくなり、運転がしやすく感じた」「まぶしさが抑えられることで、走行車と対向車のヘッドライト(前照灯)が交錯することで起こる『歩行者の蒸発現象(グレア現象)』も軽減されそう」といった声が寄せられています。
山本光学は、長年にわたって蓄積された技術力と製品開発力で常に新しいマーケットニーズに応え、光をコントロールするコア技術をベースに、産業安全や個人用保護具、スポーツからレジャーまでライフスタイル全般を支えるアイウェア製品を世界に送り出してきました。山本光学は、これからも『Comfortable Safety(快適な安全)』を事業コンセプトに、働く人々やスポーツを愛するすべての人の安全な視界を護り、ココロオドルケシキを届ける製品開発を続けてまいります。
*日本産業規格(JIS)T7333による要求事項<概略>
・視感(可視光線)透過率8%以下のレンズは、運転用または道路での使用を目的としていないため、適さない。
・475~650nmの波長域での分光透過率の最小値が、0.2×視感(可視光線)透過率以上であること。
・昼間の運転には、視感(可視光線)透過率が8%を超えていること。
・薄暮又は夜間の運転には、視感(可視光線)透過率が75%超えていること。
・信号に使用されている、赤、黄、緑、青を識別できる色調であること(信号の誤認識防止)。
製品特長
1. 光コントロール技術を駆使し運転に適した視界を実現
①白色LED光が眩しいと感じる青の波長の光を吸収。指向性の強い眩しさを軽減。
② 雨天時も雨粒によって拡散される光を吸収するため、ちらつきを抑えコンディションの悪い状態でも運転をサポート。
2. JIS規格に適合した夜間運転用レンズを搭載
・信号機で使用される赤・黄・緑・青の4色視認性を確保しつつ、 赤の波長の一部を吸収しテールランプの眩しさを軽減。
・夜間に眩しいと感じる光を軽減しつつ、JIS規格の夜間運転基準に適合した可視光線透過率82%を確保。
3. 用途やシーンに適した多彩なラインナップ
・レンズは軽量で高い耐衝撃性を持つポリカーボネート素材。
・豊富なフレームラインナップは全7種類。
夜間運転だけでなく市街地でのナイトランや、ナイトフィッシングなどのアクティビティでも活用できます。
注:まわりに眩しい光の無い環境では、より可視光線透過率の高いクリアレンズ(92%)がおすすめです。
製品仕様/ラインナップ
レンズカラー | ナイトイエロー/両面マルチ(反射防止コート) |
可視光線透過率 | 82% |
紫外線透過率 | 0.1%以下(紫外線吸収99.9%以上) |
レンズ素材 | ポリカーボネート |
■ 当リリースに関する報道関係者お問い合わせ先
山本光学株式会社 スポーツ事業部マーケティング部 担当:山尾・内田
大阪府東大阪市長堂3丁目25-8
TEL:06-6783-3136 FAX:06-6789-0058 MAIL:swans@contact.yamamoto-kogaku.co.jp