Yamamoto Kogaku People #2
開発部 技術開発課
2010年4月入社
開発部 技術開発課
2010年4月入社
開発部 技術開発課
2010年4月入社
学生時代は理工学部で化学を専攻し、高分子材料の研究に取り組んでいました。入社後は、眼鏡やスポーツサングラスの性能を支えるレンズコーティングの技術開発を担当しています。レンズコーティングは、視界の見やすさや安全性、快適性に直結する重要な技術です。
現在は、「SWANS」「YAMAMOTO」ブランドの多くの製品に採用されている耐擦傷コーティング「ペトロイド」や、そのペトロイドにくもり止め機能を付加した「PET AF」の開発・改良を主に担当しています。
コーティング技術には、防曇、耐擦傷、ミラー加工、防汚などさまざまな種類があり、それぞれ異なる役割を持っています。私の仕事は、新しい機能やより高い性能を持つ製品を開発するだけではありません。既存製品の品質向上や不良率の低減、生産工程の自動化や効率化につながる改良にも取り組み、お客様により良い製品を届けるための技術開発を行っています。
学生時代の研究では、仮説を立てて実験を行い、その結果をもとに検証するプロセスを繰り返してきました。企業における技術開発は実験や分析そのものが目的ではなく、その成果を製品として形にし、お客様に価値を届けることが求められます。そのため、自分一人の知識や技術だけでなく、さまざまな専門分野を持つメンバーとの連携が欠かせません。技術開発課にはいろんな専門知識を持つメンバーが集まっており、それぞれが大きな役割と責任を担いながら、業務に取り組んでいます。多くの知識や技術を結集して製品を完成させたときには、大きな達成感とやりがいを感じます。
一方で、入社当初は先輩や上司が使う専門用語や技術的な話についていくのが精一杯でした。長い歴史の中で培われてきた独自の技術やノウハウが数多くあり、日々新しい発見の連続だったことを覚えています。実は今でも学ぶことはたくさんありますが、その積み重ねが自分自身の成長につながっていると感じています。山本光学には100年以上受け継がれてきた技術や知見があります。私自身も、先輩方から学んだことや自らの経験を次の世代へしっかりと引き継ぎ、今よりもっと発展させていきたいです。
製品一つ一つには、みなさんが想像しているよりもずっとたくさんの技術が詰め込まれています。それらのすべてがうまく機能しなくては良い製品はできあがりません。当社では、企画・技術・製造から営業まで、ものづくりに関わる全ての事業部が技術開発部のある棟に集結しています。
製造部と一緒に製品テストすることは日常茶飯事ですし、営業に同行してお客様のお話しを聞かせていただくことや、製品の技術PRをすることもあります。研究室にこもるのではなく、ユーザーの声を直接聞くことができることは、当社で働く大きな魅力の一つです。その分、厳しい声や難しい要求をいただくこともありますが、製品機能に直結する大事な部分を担当していると実感できる瞬間でもあります。
また、次の開発テーマを探すことも毎日の大切な仕事です。100年以上の歴史がある当社にとって、レンズコーティングの技術は既にトップレベルにあり、さらに高付加価値化できる製品開発を行うことは簡単ではありません。そのため、業界にこだわらず原材料や最新の機能素材の展示会にも積極的に参加しています。いい素材が見つかると、当社のレンズに応用できるか機能面や製造方法含め、様々な面から検証を行います。
ユーザーの使用環境をすべて再現できないことも製品開発の難しい点です。様々な環境を想定しますが、どれだけ行っても満足することはありません。こうして試行錯誤を何十回と繰り返し、運よく製品化にたどり着く場合でも2~3年、中には長年温めていたものが20年近く経ってから製品に生かされることもあります。私自身もいろいろな切り口から製品に活かせる技術の種をたくさん持ちたいと考えています。
入社4年半を過ぎて長男を出産し、1年4ヵ月の産前産後休暇、育児休業を経験しました。2016年の4月から職場復帰し、復帰してからの約1年半は2時間、現在は1時間の時短勤務で働いています。この時短制度は子供が小学校に入るまで利用できるので、成長に合わせて働く時間を調整することができます。社内には他にも産休・育休を取得している方や時短勤務中のママが働いており、一昨年にはパパの育休取得もありました。子育て世代の男性も多いので、そういった点も心強いです。
正直、復帰してしばらくは無我夢中でした。自分なりのペースに戻るまで1年くらいはかかったように思います。大量に仕込んだサンプルの取り出し日や、大事な会議がある日に限って子供が体調を崩し、休まざるを得ない日もありました。その度に職場の皆さんには快くフォローしていただき、本当に感謝しています。
会社でも家でも常にバタバタしていますが、会社では仕事に集中し、家に帰ると仕事のことは一切思い出す余裕もないほど全力で子供と向き合っています!大変ですが、気持ちが切り替えられるので、私にとっては今の働き方が良いバランスなのだと感じています。